眼科 Q&A

眼科にまつわる、よくある質問とその回答です。

定期検診は、どのくらいの頻度で行えばいいの?

年に1、2回程度で問題ありません。
ただし、コンタクトレンズを着用している方は3ヶ月に1回は検診をおすすめします。

緑内障になるとどんな症状が出るの?

目の疲れ、視野が狭くなる、頭痛、眼球を重く感じたり、目の痛みや電灯の周りに虹のような輪がみえる(虹視症)場合はすぐに診察を受けることをおすすめします。中高年の20人に1人は緑内障だと言われています。

緑内障の治療方法を教えて。

まずは点眼薬で治療し眼圧を下げます。点眼薬を使用しても眼圧が充分下がらなければ、レーザー治療を行います。

白内障になるとどんな症状が出るの?

眼の中のレンズがにごるので、霞んで見える、急に明るいところへ出ると眩しくて見えにくい、ぼやけて二重・三重に見える、なんどめがねを変えてもがあわない等の症状が出ます。黄色のフィルターがかかったような見え方になります。

白内障の原因は何?

白内障は加齢に伴う老人性白内障です。60歳代で70%、70歳代で90%、80歳以上になるとほぼ100%の人に白内障による視力低下が認められます。

ドライアイとは何?

涙の分泌量が減ったり、量は十分でも涙の質が低下することによって、目の表面を潤す力が低下した状態をドライアイと呼びます。

ドライアイはなぜ起こるの?

乾燥した部屋でパソコンなどのモニターをみつめる作業を長時間行うなどのほか、加齢による涙の分泌量や質の低下、シェーグレン症候群など他の病気が原因の場合もあります。また、血圧を下げる薬や精神疾患に用いられる薬の服用により、涙の分泌量が減少することもあります。

花粉症ってどんな病気?

花粉症とは、花粉によるアレルギー反応のことで、症状は主に目と鼻に現れます。免疫という防御機能が花粉(アレルゲン)に対して過剰に働き、花粉症の症状が出ます。花粉が飛ぶ時期は、2月から4月にかけてのスギ花粉が最も多く、全体の80%を占めています。

花粉症はどんな症状が出るの?

一般的な症状には目のかゆみ・充血・涙目・異物感などがあり、目の周りやまぶたがはれることもあります。目以外の症状として、くしゃみ・鼻汁・頭痛・咳などがあります。

花粉症にはどんな治療をするの?

目の症状・鼻炎症状には、目薬・飲み薬・点鼻薬等で治療をします。花粉症の症状をおさえるためには自覚症状が出る前に、早期治療が大切です。花粉が飛び始める2週間くらい前から治療を開始することにより、花粉症の症状を予防したり、期間中の症状を軽減することができます。薬を使用してすぐに治る訳ではないので、医師の指示に従って根気よく治療を受けることが大切です。

レンズが眼の奥へ入り込んでしまって取れなくなることは?

眼の構造上から、そのようなことはありません。まぶたの裏と白目は袋状につながっていますので、レンズが目の奥までズレてしまって取れなくなることはありません。

コンタクトレンズはどのような人に適しているの?

コンタクトレンズは度が強くても網膜像(見え方)が自然の状態に近いため、強度近視や左右の度が著しく違う方などには最適です。

乱視はコンタクトレンズで矯正できる?

一般に乱視は角膜乱視が多く、これはコンタクトレンズを使用すれば矯正できます。この場合、レンズの性質上ハードレンズの方が優れていますが,最近ではソフトレンズによる乱視矯正も可能になってきています。乱視矯正用コンタクトレンズにも色々なタイプがありますので、まず検査を受けることをお勧めします。

コンタクトレンズはアレルギー体質の人でも使えるの?

まず裝用テストを受けてみましょう。まぶたのかゆみ、充血、目やにが多くなるなどの症状が出る人もいます。このようなことは、個人差はあるものの、慣れるに従ってほとんどの人が解消できるようですが、気になる点は眼科医に相談して下さい。レンズの種類の選択や,お薬を使うことにより,より快適で安全な装用を可能にすることができます。

コンタクトレンズは何年くらいもつの?

コンタクトレンズの種類や取り扱い方、個人差にもよりますが、一般に以下のようです。ハードレンズ:2~3年/ソフトレンズ:1~1年半。コンタクトレンズが使用できなくなる主な原因としては、傷、破損、変形、汚れがありますが、扱い方や目の健康状態には個人差がありますから、あくまでも目安とお考え下さい。